川嶋 | 話ばっかりで申し訳ないですね。 じっとしてると体に良くないっていうのも 実は睡眠に関わっています。 |
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ちょっと簡単な実験をしてみましょう。 今から1分間、そのまま動かないでください。はい、行きますよ~ |
川嶋 | 1分間、絶対に動かないでください。 絶対ですよ〜。絶対。 息はしてもいいです、かろうじて(笑) |
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ピタッと止まってくださいね〜 まだ10秒ですよ〜 ・ ・ ・ 今で30秒。 ・ ・ え~あと、20秒くらいですね。 ・ ・ ・ 10、9、8、7、6、5…はい、OKです。 |
川嶋 | はい、どうですか? 1分間じっとしてた感想は? |
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下村 | 嫌ですね。つらいわ。 |
川嶋 | ね、結構嫌でしょ?嫌ですよね? 人間も動物なんで、じっとするの嫌なんですよ。 |
魚みたいに1日ユラユラ動いてたら たぶん体ってすごい楽なんですよ、動き続けてたら。 じっとするから緊張するんです、体が。 |
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寝る時も一緒で 寝返りできないと、朝起きたら緊張してます。 | |
例えば低反発の布団、ありますよね。 あれって押し返さずに分散するわけですよね、圧を。 それはそれですごく良いことなんです、体に。部分的にとっては。 |
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けど分散することで 心地はいいけど寝返りしなくなります。 そうすると、まっすぐな姿勢のまま固まってしまう。 さっきの「つらい」状態です。 |
川嶋 | お子さんだってそうです。 寝返りする子ほど健康なんです。正常ですから。 寝返りしないで同じ姿勢で朝まで寝てるのは、逆に心配です。 子どもやのに、なんで動かへんのやろって。 |
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そんだけ、日中たくさん体を動かして 一日の疲労と歪みを取るために 子どもも寝返りしてほぐしながら寝てるんですよ。 |
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大人も一緒で、じっとするのを嫌がります。 2時間ドラマを集中して観たり 映画を観終わったあとって「あ~疲れた~」ってなりますよね。 |
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それをみなさん、意外に知られてないんですね。 じっとすることが体に悪いっていうか、緊張の元になることを。 |
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あれと一緒です、高層ビル。 高層ビルって実は、ユラユラし続けてるから折れないんですよね。 あれ、ピタって止まったらすぐポコンって折れますよね。 それと一緒で、ず~っと動いてるのがいいので 例えば料理されてても基本は動いてますけど 集中したらピタッととまるでしょ。 そん時にこうやって(足や腰を)動かすんですよ。 |
山本 | あー、してます、それ(笑) |
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川嶋 | してますよね。 そうやって、体が緊張する前に防いであげる。 それもひとつの方法です。 じっとするのは実は良くないというのも またひとつ覚えといてください。 |
だからね ちょっとした運動とかよくしなさいって言われますけど それはすごく良いことです。 |
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ただ、先ほど言ったように 100℃を超える痛みを我慢して頑張っても まったく意味がないですね。 |
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痛みは先ほども言ったように 限界にならないと絶対に出ないんです。 あともうちょっと頑張れるわ、って体が思ったら 痛みを取っちゃいよるんです。 |
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だから、痛いって思ってる時は 体の声に正直にしたがって痛みの無い範囲で使ってあげる。 なんか、頑張って痛み乗り越えて治すねん的なの、あるじゃないですか。 僕も体育会系で生きてきたので、根性論みたいな。 あれ、壊れるばっかりですわ。 やっぱり痛いのは良くないです。 痛くない範囲で使っているうちに自然に痛みが取れて さっきまで痛かった姿勢が痛くなくなるわけです。 |
さよなら腰痛プロジェクト produced by 爽快潔リビング