さよなら腰痛プロジェクト

10.寝たら治るわ。

川嶋 不眠症の人ってすごく多いんです。
いま、4人に1人が潜在的な不眠症と言われてますよね。
それはそういうことなんです。
睡眠をとることで
体の中の一兆個の細胞が入れ替わります。一日で。
つまり一日一兆個再生しているわけです。
例えば
立ってると背骨の隙間って縮まりますから
クッション役の椎間板(ついかんばん)も潰れますよね。
ゴロンと寝転がって初めて
背骨の隙間の椎間板が元のサイズに膨らみます。
だいたい7~8時間かけてスポンジが戻っていく。
それが毎日3時間睡眠やったらどうなるか。
元に戻り切れずに、徐々に潰れて潰れて…ってなります。
それが椎間板が損傷する原因です。

川嶋 背骨にしてみたら
今こうやって座っていただいてても
一切休まってません。
重力から逃がしてあげることで
初めて背骨は休めるので
腰が痛いときに座って休もうとは思わないでください。
寝転がってください。
座ってても休んでないんで。
それやったら良い姿勢で立ってる方がマシです。
座るとどうしても猫背になってしまうんで。
骨休めっていうのは実は
寝転がって初めて骨休めなんですよ。
だから痛い時はとにかく寝転がるようにしてください。
…っていう事を色々考えた時に
睡眠っていうのはすごく大切になってきます。
ただでさえ人生の三分の一は寝てますので、馬鹿にできないですね。
寝てるときの環境とか、寝る事そのものとか。
だいたい細胞や内臓は
5~7時間かけて一日の再生を行っているので
脳から言えば寝ている時の方が働いているんです。
起きている時の方が単純作業なんですね。
僕たちが命令して動いているだけなので。

川嶋 脳って、5%しか動いてません。
95%は自分では分からない「潜在意識」っていうのがあって
起きてる時は残りの5%で
いろんな命令をしながら動いているんですけど
寝てる時は命令しませんよね。
95%が最大限に働いて
体のいろんなものを修復するために総動員するんですよ。
寝ている間に。
だから体は夜中ほどよく働いています。
その時によく働ける環境にしてあげる為の睡眠っていうのは
実はすごく大切なんですね。
あの、「寝たら治るわ」みたいな。昔から言いますよね。
あれ、冗談じゃなくほんまにそうなんです。
昔から姿勢をやかましく言われるのも
見た目だけじゃなくて
猫背だったら単純に消化不良になるでしょ
呼吸も浅くなるでしょ、やる気無くなるでしょ
肩こるでしょ、腰痛いでしょ
いいことなんてひとつもないんです。
背筋を伸ばした方が声もはれるし
呼吸も楽になるし、見た目もいいし。
昔の方が姿勢良くしなさいって言うのは
体に悪いのをちゃんと知っていたから言ってたわけですね。
昔の方はほんとに良い事を言ってるんです。
 
 

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